1991年2月28日
㈱青林堂発行
鳩山郁子著
もう何年前だろうか?神保町の某本屋さんで、表紙に惹かれてこの本を買って以来、私は鳩山郁子さんの大ファンである。店頭では中を見ることができなかったのだが、開いたとたんに私を虜にした。今でもこの本は私の宝物である。鳩山さんの他の本も、おそらくほとんど読んだと思うが、どういうわけか最初に手にしたこの本が、私の中ではベストなのである。
青いガラスの世界で生きているかのような純粋な少年達と、その少年達が語り息づく、美しく不思議な言葉と画風。とりわけ透明な物質の表現力には魅了される。
特に好きな作品は「シュガーヒカップ」、「リリー、ランタン、ロータス」。長野まゆみさんの考察。
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by voice1008
| 2007-03-14 23:38
| Books